〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

空想と妄想でフライパンを振る!



ぼくはサラリーマンとして34年間会社勤めをして、その後も会社員時代の経験を活かして企業研修の講師をしています。決してそれを後悔しているわけではありません。むしろ多くの学びと出会いがあった人生だと思っています。もんくをいったら、バチが当たる。


それでも時々、「もしも別の人生を歩んでいたら」という空想をしてみたくなるの。うまくいったかどうかは分かりませんが、でもね、そんな夢想自体が楽しい、お金もかからないしね。

最近クアラルンプールに滞在していて、ホテルのテレビでアジアン・フードチャンネルという番組を観たのです。

そこで料理番組に出ていたのが、ゴック・ワン(Gok Wan)という人でした。非常にプレゼンテーションが巧みで、英語も流暢です。どんな経歴なのか気になって調べてみたら、実に多彩な人物でした。

1974年にイギリス・レスターで生まれ、中国系の家庭で育ちました。ファッション・コンサルタントとして頭角を現し、テレビの司会や作家、DJ、さらには料理人としても活動しています。2012年には「Gok Cooks Chinese」という番組で家庭料理の楽しさを紹介し、父親と一緒に画面に登場したこともあるそうです。

ただ華やかな経歴の裏には、幼い頃から「中国系であること」や「体型のこと」でいじめられた経験や、摂食障害との闘いもあったと記されています。つまり、彼もまた自分の人生に悩み、そこから一歩ずつ抜け出してきた人なのです。

人生はやっぱりいろいろです。ぼくが企業研修講師として歩んできた道も一つの答えですが、そして、それはもう変えようがないことですが、料理番組の前で軽やかに笑顔を振りまく人生もあったのかもしれません。

そんな想像をしてみるのも、楽しいなあ、って。

 

 

 

©️ 朽木鴻次郎 プロダクション黄朽葉
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