〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

タミヤニュースに掲載されました!

Twitterとかブログとかにちょいちょいプラモデルのことを書いていたのがお目に止まったらしく、タミヤニュースの最新号(625号)の「模型ファンを訪ねて」のコーナーでご紹介いただきました。

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プラモデル好き、模型ファン冥利につきるというものです。ありがてえです。
 

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掲載号の後ろには、1/48 の晴嵐と二式水戦。掲載御礼ということでそのほかにもいくつかプレゼントしていただきました。
ありがとうございます。

プラモデルは好きですが、正直そんなに上手なわけではないですので、お声がけしていただいたときにはびっくりでした。

記事の中でぼくが持っている戦車、タミヤの61式ですが、このブログでも取り上げています。
 

最近作ったのはIV号戦車F型。

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模型は、たのしいですねヽ(´▽`)/ 

 

©️ 朽木鴻次郎
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混ぜるな危険!

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おい、クチキ〜、ISOってありゃなんだ!?

zoomでのサシ飲みののっけから K-は新しい職場での不満をぶつけてきた*1。古くからの法務仲間の彼はぼくと同い年、2020年に60歳になりこの3月末で退職、そのまま再雇用の道は選ばず、とある中部地方のメーカーの法務部長の職に転職した。誰かの紹介でもなく、取引先でもなく、自分で転職先は探したというから大したもんだ。

ただ、商社法務でキャリアを重ねてきた彼は早くも製造メーカーで異文化を感じたらしい。

ISOの内部監査だっていうのに、業務状況の事実調査もそこそこに、監査員が自分の『ご高説』と滔々と述べるんだよな!

「ここは『ストロングポイント』ですね、しかし、こう改善すればもっと良くなりますよ」とか、「この登記業務は司法書士に任せた方がいいのではないですか?」とか言ってくるのさ。そのアドバイス自体は悪くはないし、オレも着任してすぐにそう感じてたことだからいいんだけど、監査員が業務執行に関与して口出ししていいものなのか?

ありゃー、監査じゃないな!

 

そう言いたい気持ちはよくわかる。ぼくも製造部門に異動したときに同じ感想を持ったと K- に話した。そして、ISOの内部監査はそう言うものさ、認証機関の審査員なんかきた日にゃ、おまえ、びっくりするぞ、とちょっと脅かしてやった。つまり製造メーカーのISO9000とかで行われている「監査」は法務や会計の「監査」とは別物なんだよ、と。

 

そっかー、お前に話してよかったよ。転職早々で、古株の品質保証部の人間に噛み付いて、敵は作りたくないからな。

とはいえ、法務や経理、事務屋にとっては、監査と業務執行は別物。監査は違法や手続き違反は指摘するが、業務執行の良し悪しを評価したら、監査にならない。監査で「とてもいい」と評価したことや「こうした方がいい」という改善提案が実は不正に繋がったりしたら大変なことになる。業務執行は執行の責任者に任せるべきなのだ。

エンロン事件以後、会計法人のアドバイザリー部門とオーディット(監査)は峻別されるようになっている。彼にとっては百も承知なそんな話もした。

 

だよな〜、監査(audit)と執行(operations)はまぜるな危険、だよな〜

ぼくが勧めた「逆・タイムマシン経営論」を先日読了した彼は笑顔でそういった*2

うまく脇を固めて、後三年はしぶとく生き残るぜ。

そうそう、その意気だ。

おれは会社勤めで気を使うのはもう嫌だけどな。あはは。

 

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©️ 朽木鴻次郎
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*1:彼と彼の新しい職場が特定されないように少しフェイクを交えています。彼の了解を得ての記事のアップです。

*2:「ミクロとマクロは混ぜるな危険」p.256逆・タイムマシン経営論」楠木建・杉浦泰 日経BP 2020.10.21

「逆・タイムマシン経営論」楠木建・杉浦泰

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そもそもの「タイムマシン経営」という言葉を知りませんでした。意識低い系です。

「逆・タイムマシン経営論」楠木建・杉浦泰 日経BP 2020.10.21」 読了しました。

激動の時代、いま、〇〇を知らなければあなたの、あなたの会社の将来はない!

 

そんな言葉に、どれだけ踊らされてきたことか。

 

思い出したのだが、1983年の夏、就職活動をしていたぼくは、感度が高かったものですからね*1、当時いわれていた「技術革新の時代」に文系だったものだから、「おれ、社会人になって大丈夫なんだろうか?」と不安だった。

 

内定が決まった企業の人事課長さんにそんな思いをぶつけたところ、敵さんは当時40代の働き盛り、鼻の先で笑われてた。そんな言葉に踊らされているのかい、君はwww という意味の嗤いであった。

 

とはいえですね、世の中には、そんな脅しと流行り言葉に弱い〇〇業界や〇〇業界(本書より)の人たちも多いようで、34年間サラリーマンやってきたけど、そうだったよな、踊らされてる人たちをたくさんみたよ、うんうん、と頷くところ大でした。

 

ぼくは、もっとーとして「ファーストランナーにはならない。しかし、ファーストランナーグループからは遅れない」を考えて仕事をしてきた。部下や若手が新しいことに飛び付こうとすると、「待った」をかけたものだ。「研究やスタディはしておいてほしい。ただし、実施のゴーをかけるタイミングはまだだ」と。

 

ファーストランナーという言葉以外にも「身の丈サイズの〇〇」もよく使ったものだ。背伸びをして、流行りのものに飛びつくな、という意味です。

 

ネタバレはしない主義なので、詳しくは書きませんが、本書で取り上げられた経営者の方が「究極の後出しジャンケンをするんです」とおっしゃっていて、その通り!と思いました。大物経営者と自分を比べるのはちょっとなんなんですが。

 

ネタバレはしないという前提でもう一つ。楠木教授の御祖母は長命で107歳で亡くなったそうで、生前、生活を変えるような発明品/新製品はなんだったのかをおばあさまに教授は聞いたそうです。その答えはね、もう、大爆笑ですよ。

そりゃー、そうだなああ! と。

 

とても勉強になる一冊でした。

『これが新しいよ、激動の時代、新しくてものすごいこれを知らなきゃ死んでしまうよ!』

そんな意識の高い飛び道具には、常に気をつけていないといかんよな、と。

 

©️ 朽木鴻次郎
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*1:今で言うところの「意識と頭が高い系