〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

定年後シニア世代、昔話が楽しいんです、わかりますよね、ご同輩。40年の昔なんてあっという間です。若い人にはわからない楽しみです。

先日、マレーシアのクアラルンプールで、新卒で入社した際の上司と久々に再会しました。その上司は、ぼくよりも10歳、いえ、訂正します、15歳も年上。共にマレーシアへの赴任を経験したことがあるぼくたちにとって、この再会は特別な意味を持ちました。

時間が経つのは早いもので、久しぶりに顔を合わせると、自然と昔の話題に花が咲きます。昔話をするなんて、時に若者からは古臭いと言われがちですが、実はそこには計り知れない楽しみがあります。かつて共に過ごした日々、共に乗り越えた課題、そして時には笑い飛ばした失敗...。これらの話をすることで、当時の情景が目の前に蘇り、ふとした瞬間に感じた喜びや苦労が再び心を温かくしてくれます。

特にこの日の再会では、「あの時こんなことがあったね」「もし当時あの子が...」というような話題で盛り上がりました。同じ話を繰り返すことさえ、ぼくたちにとっては新鮮な驚きや発見を伴うものです。昔話の魅力は、単に過去を振り返るだけではなく、その経験を通じて得た教訓や、人との繋がりを再確認することにあります。

若い世代の方々には、この楽しみがなかなか理解されにくいかもしれません。しかし、人生のある段階に達すると、過去を振り返ることで、現在の自分を豊かにし、未来に対する洞察を深めることができるのではないでしょうか。

ぼくにとって、このクアラルンプールでの再会は、ただの懐かしい時間を共有するだけではなく、長年のキャリアを通じて築いた人間関係の大切さを再認識する機会となりました。

 

ぼくたちは、過去を振り返りながらも、それを通じて常に前を向いて生きていく。そんな人生の旅路を共有できる仲間がいることは、何物にも代えがたい喜びであり、この再会が改めて教えてくれた大切なことでした。

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©️朽木鴻次郎 プロダクション黄朽葉

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