・状況その1: 朝、会社に出かける前にもう一度トイレに行っておくか? それでは電車を逃しちゃうし、トイレには行かずに出かけるか?
・状況その2: 通勤電車に載ってるとなんだかお腹が...... 途中下車してトイレに行くか? 会社までガマンするか?
・状況その3: 初老のおっさんがとっても恥ずかしい失敗をしてしまった。あと数年で迎える65歳の定年、そのときまでその恥ずかしさを引きずってでも勤め上げるか?(重要な注:トイレ関係の失敗ではないですよ。そしてぼくの個人的な実体験でもないです。)
決断する。全てが決断だ。
人生は決断と偶然がもたらす結果で出来ている。
緊急避難した駅のトイレの個室が空いていて、無事に腰掛けることができたら人生の勝者となる。逆にどこも空いていなくて、恥ずかしい失敗をしたなら? もちろん歯医者だ、もとい、敗者である。
それでは先人が個室を占領していることは論理的な必然なのか? たまたまだれもウxコをしていなかったことはあなたの努力と決断力の賜物なのだろうか? そんなことはない。
決断と偶然の結果がが混沌と入り混じったショートコントを人生という。
後から考えるともうちょっとやりようがあったのかもしれない、もっとうまくやれたんじゃないかと思われることもある。他人がするのは批判といい、自分がするのは後悔という。
「早くから準備して決めておけばいいんだよ」と短気なぼくはおもう。「焦って決めなくてもいいのよ」といつも遅刻する君は言う。
ちゃんと出かける前にトイレくらいは済ませておきなさいよ。いい大人なんだから。
はい、その通りです...