〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

想像してごらん

考えるときにはできるだけ具体的じゃないとな.... 

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ぼくは今、50代の後半、今年58歳になる。将来を想像するために、60歳じゃ近すぎであんまり参考にならない。

65歳、70歳、75歳、80歳、85歳のとき、自分はどうなっているか? もちろん「もう死んじゃってんじゃないの?」って疑問はあるけど、それでは話は進まないので、生きてる前提で考える。

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21世紀になったら「タイムマシン」が出来るだろうって、本気で思っていたよ、1960年代、僕が小学生の頃はね。そんな作文も残っている。「21世紀になればタイムマシンができるだろう。そのときぼくは40歳だ...」

もし本当にタイムマシンがあれば、未来に行ってみて自分の姿を見ることはできるかも。でもそんなものは売ってないし、あってもとても高価だろうから、想像するしかない。

はい、他の人がどんな歳の取り方をしているかを参考にしてみました。若いときから長く活躍している有名人や芸能人の歳を取ったときの顔つきや姿をみてみたんです。若い頃と歳をとった頃とを比べることができるからね。

とはいえ、著作権や肖像権の問題があるから、ブログに写真を載せるわけにはいかないのですが。

芸能人や著名人で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳の写真を調べて集めて、観察してみたんです。

 

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65歳ぐらいなら、まだ、色気も脂っ気も残っているけど、これが70歳、75歳となるとね.... どなたもみんなもう爺さんだよ。元気な方もたくさんいらっしゃる。けど、くたびれちゃった人もたくさんいる。半分くらいは死んじゃってる。80を超えるとね、お元気といえどもやはり辛そうだ。

よく「寿命は延びたんだから、昔の老人と今の高齢者は違う」って言われる。確かに今の60代は違う。若々しいよ。でも、70代、80代となるとどうだろう。もちろん若々しい方も多いんだろうけど、やっぱり老人だ。動きも鈍いよ。

歯・目・XXって言うけど、歯が悪くなって美味しいものを食べることができなくなる。目が悪くなって、本が読みにくくなる... 身体のいろんなところが痛くなるし、表情だって乏しくなる。感情が乏しくなるんじゃないかな。


俺もそうなるんだろうね。75歳のときにランニング・マンを踊るのはちょっと無理だよな。

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そうして具体的な「年齢に応じた老人の顔・姿」、自分もそうなろうであろう姿を再び想像してみると、今、50代後半の人生のそのままの延長線上の生活とは多分かなり異なる生活があるはずだ。

「あるはず」なのか「でしかない」のか、どっちなんだろう。......どっちでもいいや。

平均寿命や余命は、統計的には伸びたんだろう。でも「老い」は必ずやってくる。当然のことだね。

要は、80歳になったら、1ポンドのTボーンステーキと大ジョッキ一杯のビール、大盛りのフライドポテトは無理ってことだ。そこんところを誤解したり、分かっているのに目をつぶってしまうことは避けたいものです。

それでもさ、月に一回のカツ丼ぐらいは美味しくいただきたいな、じいさんになってもね。

 

 

 

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