〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

令和:「寄り添う」ということ

 

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「寄り添う」ということばを気がつくとよく耳にするようになった。そうなるとなおさら気になる。

 

寄り添う、って何? 

 

1・物理的な意味では、そばに近づく、接触するということ。特に生物、人間がそばに寄っていること。ある程度継続する時間が必要だろう。

2・精神的な意味では、上からの立場や目線で何かを与え授けることでも、臣従してそんな何かを献納することでもなく、相手と同じレベルで、相手の気持ちを理屈ではなく感覚レベルで理解して、相手が悲しいときには悲しみ、苦しいときにはその苦しさを共に耐え、楽しいときに、喜ばしいときには、我がことのように楽しみ喜ぶこと、なんだろうな。同じレベルの立ち位置に立って、心から共感すること。そしてその共感によって、なんらかの精神的にプラスとなる力を相手に与えること。そう言えようか。その高いレベルでの精神的共感により、その人々の優良な感情を引き起こすこと、それが寄り添う、ということなんだろう。

 

なるほど。

 

ヒデリノトキハ ナミダヲナガシ
サムサノナツハ オロオロアルキ
ミンナニ デクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレヌ

 

寄り添って欲しいですか?

人によるな。

 

 

 

© 朽木鴻次郎
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