〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

「南の島に雪が降る」

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加東大介「南の島に雪が降る」光文社知恵の森文庫

 

最初に「南の島に雪が降る」の映画を観たのが1973年のこと。もちろんテレビで放映されたのを観たのです。それから1〜2回テレビで観た。

街のビデオレンタルが始まって、Hなビデオが観たくてソニーのベータ規格デッキを買ったのが確か1986年のことだと思う。タナにこの映画を見つけて借りて観た。

加東大介の原作があると知り、探したけど見つからなくて、アマゾン、てか、インターネットのない頃でしたからね、図書館で、字の大きい(老眼用)単行本があったので借りて読んだ。

今回、文庫版をアマゾンで買って読んだ。

中国、マレーシア(ボルネオ)、ベトナム南部と石油探鉱に関わったので、嫌でも当時の日本の「南進」は意識せざるを得ない。石油が欲しいからと言って、戦争して分取っちゃえ!というのはあまりにも乱暴すぎるけど、なんでニューギニアまで行くかな... 今の技術だって難しいシャローウォーター(浅瀬)での石油開発なんて当時は考えてもいなかったんだし。既得のインドネシアや北部ボルネオの油田は、輸送手段がなくて現地で溢れちゃってるってのに、なんで太平洋を東へと進んでいくかな。なんで、輸送団の護衛もできないのに、米航空母艦ばっかり狙ってくのかな。

 

映画では、ニセ如月寛多を渥美清が好演してたね。映画のDVDはアマゾンで見つけたけど、高っかい(x万x千円!)ので買いません。NHKのBSとかでやってくれないかな。

 

© 朽木鴻次郎
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