〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

トイレの生産性

 

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トイレの生産性について考える。

どうやら先進国のみならず世界全国規模で見渡しても日本のトイレの生産性は極めて低いものだと言われているらしい。

 

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そもそもトイレの生産性とは、トイレ機能本質である「屎尿の屋外排出能力」を測定することにより算出されるものである。人体から排出された不要物であるところの屎尿を人間が起居する家屋等から排出することこそがトイレの機能本質である。... えとですね、屎尿屎尿と書くのもなんなので、以後は「対象物」と呼称する。

対象物を即時に排出する水洗式等もあれば、一旦貯留しておいて定期にそれを排出するシステムたるタンク式等(汲み取り式等)も存在する。

ところで、目的物の量および処理時間により生産性は計量される。すなわち、より大量かつより短時間で処理される場合、生産性はより高いと言える。また経済要素として処理システムにかかる費用もまた考慮されねばならぬ。

 

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ここで翻って、日本のトイレを考察する。特に近時には新幹線においてまでも採用されている水等を利用した肛門等洗浄式トイレである。公共の公衆便所としての機能まで保有するコンビニエンスショップでも採用率が高まっている水等を利用した肛門等洗浄式トイレである。「水等を利用した肛門等洗浄式トイレ」は正確ではあろうが長いので、特定企業の商品名ではあるが、本項では「ウォシュレットレ」と広範に言及される呼称を以後使用する。

ある研究によると、ウォシュレットの生産性は「ウォシュレット」と比較しても極めて低いものであるらしい。なぜならば、ウォシュレットは、快適でありかつ清潔であるがために使用者の滞在時間が長くなるので、処理量・処理時間ともに劣る。つまり処理能力において劣るのである。しかも比較的高価な付加物である。目的物の屋外排出というトイレ本来機能には直接貢献することのない付加機能に対してその比較的多大な経済的出捐を余儀なくされる。訪日する非日本人の富裕層までがシャワー洗浄式トイレを訪日時に購入し自国に持ち帰る傾向が見られるのは、彼らが購買に当たって購買品のトイレ本質機能の生産性を考慮することの少ないセレブ層であるがゆえである。

近年ウォシュレットの普及がいや増している現実がそこにある。日本のトイレの生産性が低減していると結論づけられよう。

 

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以上より明白である日本のトイレの生産性の低さを各国並みに引き上げ回復するために、トイレ使い方改革が政府与野党有識者連合はもとより本通常国会により、水洗、もとい、推薦されている、てなことはないんですけどね...

 

オレはウォシュレットが好きなのよ。それがないとトイレに行く気がしない。生産性などクソ食らえだ。トイレだけに、なんちゃってヽ(´▽`)/ 

 

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