〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

定年を考える〜上司に表明するタイミング

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今年、2018年の2月に14年勤めた京都の任天堂を57歳と4ヶ月で辞めました。

ぼくのように定年の60歳を少し手前で早期退職するか、60歳まで勤めて辞めるか、あるいはその後の雇用延長を選ぶのか、いつかどこかのタイミングで会社や上司に表明しなければならない。

 

いつそれを言うかって、結構悩ましかったりする。

 

退職金から控除される所得税が分からないのよ。退職金とかは就業規則を読めば計算できるんですが、そこから所得税がどれだけ引かれるか、ざっくりとしか分からない。まずはそれを会社の担当部門に聞いた。

その後、2週間ぐらいしてから上司役員に「まだ決めてないけど辞めるかも。人事ともちょっと相談した」ってまずは話しました。こういう話は、ウワサとか、会社の担当部門が上司役員に耳打ちするとか、「ヨコから」の情報が入る前に直接言っておいたほうがいいと思ったからです。

 

これが退職の10ヶ月ぐらい前のこと。ちょっと早かったかなとも、ちょうどいいタイミングかもとも思う。でも決して遅いタイミングではなかったな。

 

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自分のことばかり

自分のことばかり考えているから争いになるってのもそうかもなんですが。

自分のことばかり考えているから争いになるのではなく

自分のことを言わないから、誤解が生まれたり、結局争いになる、ぼくはそう思っています。

 

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戦前の映画を見ていたら

「日本だって相当我慢をしてきたんだ」

そんなセリフが出てきた。

 

当時の日本は立場や状況をちゃんと世界に説明したのかな。

 

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こっちは我慢する。

だから相手も我慢すべきだ。

自分勝手にそう考えて、相手が我慢しないから爆発する。

 

相手はこう思っているかもしれない。

 

こいつ、自分で勝手に譲歩(我慢)しといて、なんなんだ急に逆上して?!

 

だから、特に国際交渉の場では、ちゃんと100%、あるいは120%の主張をしたほうがいいと思っています。欧米の関係会社と話をするときもそうだ。

 

でもね、味方から弾も飛んでくる。

 

「そんな提案ができると思ってるのか!相手が怒るだけだ!」

 って、一切こちらの主張をしない上司役員もいた。

 

「クチキさんみたいにしていたら、相手が怒っちゃいますよ!」

 ってぼくの上司に言いつける部下がいたよ。

 


そらー、ニコニコして言うことばっかり聞いていたら、相手は怒らないわな。

 

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好きやないけど、得意なんや!

 

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大学の卒業を控えて就職活動しているとき、どんな方面に進んだらいいのかよくわからなくて悩んでいたら、ゼミナールの教授にこう言われたことがある。

 

「今までを考えてきて、何に興味を持ってきたか、その延長を考えたらどうかな」

 

ありがたい言葉を頂いたと思っています。
今までしてきたことを考えてみる。自分の得意なこと、好きなことなんてわからないよ。それは60近くなっても本質的には変わっていないかも。だから今までしてきたことを考えてみる。

そして、今まで「あんまりしなかったこと」も考えてみる。

 

例えば、アクション映画、戦争映画が好きなんだけど、たまたま観た「クイーンのボヘミアンラプソディ」がすごく良かった、観て良かったな、食わず嫌いでパスしなくてほんと良かった、なんてことがある。

 

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「好きなこと」と「得意なこと」ってのも、ちょっと違ったりする。

 

あまり苦労と思わずにできてしまうこと。

あまり嫌にならずに続けることができること。

人より早くできてしまうこと、人よりうまくできてしまうこと。

 

「自分ではそうだとわかってなくても、それが得意なことなんですよ」任天堂の岩田社長にそう言われたことがある。

意識はしてなかったんだけど「得意なこと」が好きになるってあるよね。意識はしてなかったんだけど「自分を好きになってくれたオンナノコ」を好きになっちゃう、みたいなヽ(´▽`)/ 

 

岩田さんの前の山内さん(相談役)は、「経営がお好きなんですね」って言われてこう答えたそうです。

 

好きやないけど、得意なんや。

 

なんてダンディな言葉でしょう。

 

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