〜 ハリセンボンのおびれ ・旅芸人 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

あんたは決定権を持ってるからいいけどさ

交渉ごとで本当に難しいのは、相手方の譲歩を引き出して自分の有利にすることではない。

...ぼくは『交渉の秘訣とはどちらも納得するウィン・ウィン関係を創造するのです』なんてゴタクを並べようとしているわけでももちろんない。

 

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一番難しいのは、上司や同僚・こちら側の関係者を納得させることなのです。

先日、「交渉ごとのノウハウをまとめました!」な文章を読んでいて、もう嫌んなっちゃって途中でやめちゃった。

あるコンサル的な人が書いたものなんだけど......

曰く、「自分は財界で有名なAさんや、Bさん、XさんやZさんと働いてきて、財界で一流の人の交渉術を肌で学んだ」とか(๑•ૅㅁ•๑)

「財界で一流な人(高い地位を獲得した人)と働いた云々」という価値観もツッコミどころが満点なんだけど。


組織で高い地位を持っている人は、決定権・大きな裁量を持っている人なんですよ。トップなら細かいところが多少不利な条件でも、大きな利益があると(自分が)判断するなら妥協してしまえるし、嫌ならやめてしまえる。

「降ります」って言える。

そういう人たちと一緒に仕事をしているってことは交渉担当者の辛さの本質はわからないと思う。

バックに厳しい課長やら部長やら、反対勢力や野党やらライバルやらがいて、引くに引けない、やめるって言えない交渉ごとで、しかも相手はこっちの言うことを聞いてもらえない。

 

前からも後ろからも鉄砲玉が飛んでくるのよ。

いや、むしろ背中からの鉄砲に気をつけないといけないの。このタイミングでそれ言うかって上司や足引っ張ってくる同僚はいっぱいいるのですな。ビジネスの相手方ならそうそう理不尽で無理なゴリ押しはしてこないはず(してくるは来るんだけど、変な上司の理不尽さに比べたら、そりゃもう、ああた、ねえ)。

 

追記:社長や経営者さんは、それはそれで別方面に心配り・目配りしなきゃで大変なんでしょうけどね。

 

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