実は、マネジャーには、今までのべたマネジメントやリーダーシップとは別の技術が必要なのだ。
それが:
「アン・マネジメントとアン・リーダーシップ」
"un-management & un-leadership"
である。
アン・マネジメントとは組織マネジメントをしない、ということ、アン・リーダーシップとはリーダーシップを発揮しないということ。
ある種の組織課題については、失敗する場合に備えることはもちろん、成功したときの影響のこともあえて配慮して、「責任を取らない」「責任の及ばない」ポジションをキープすることも大事で、これを怠ると思わぬところで足を救われる。「自分以外の者の責任にする」ことも含む。脇を固めろ、後ろにも注意しろ、ということです。
そして脇が甘い人間は、組織での地位やポジションをキープできないんですね。つまりマネジャーの地位を追われることがある。
いつもいつも責任逃れや後出しジャンケンに始終しろと言っているわけではもちろんない。賢く振舞うことが大事だと申し上げているのです。
© 朽木鴻次郎
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