〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

懐メロ・フォークソング

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京都FMのαステーション、土日の早朝には「朝のささやき」という番組がありまして、日曜日は、60年代のフォークが中心です。

ぼくは1960年生まれなので、兄世代にはドンピシャな曲かもしれませんが、ビミョーに違うのね。

でも、なんか頭のどっかで覚えてるのかな、懐かしい。

 

 

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「灯りが消えたら」金延幸子 1969年、この辺は、意識して聴いた覚えはありません。

 

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「真夜中のギター」こちらは聴いたよ。大ヒット曲だもん。同じく1969年。

 

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テスト・点数、そして熟女

問題に対して「正しく答えを出す」つまり、正解を出せば点数がもらえる。

しかし、点数というのは目的なのか?

 

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例えば、英語のTOEICというテスト、があるでしょう? なんのためにそのテストがあるかといえば、当然のこと、その人が英語ができるかどうか、仕事などで英語でどの程度のコミュニケーションが取れるのか、物差しにするものだ。ところがね、何回もテストを受けて、問題集や過去問、傾向と対策をやって、点数を上げてくる人がいる。てか、もう、ほとんどの人がそうだよ。

 

だってさ、600点以上*1取らないと課長に昇進できないという会社があったとしよう。595点だと、惜しいけどダメなわけだ。そりゃ、点数は上げたいわね。だから、ぼくは点数を上げるための勉強は否定しない。

 

否定しないけど、ぼくはそういう点数を上げるための勉強はしない。嫌だもの。高校時代にサンザそういう点数のための勉強をしたんだ。もういいや。

 

英語をウリに会社に入ってくる人たちの多くは、TOEICは900点台です。満点の990点に近い人もいた(今もいるんでしょう)。もちろん本当に英語ができるなあ、ちゃんと仕事で使えるなあと感心する人もいたけれども、それで9?0点?とガックリするような人もいた。

 

テストって、本来は実力を測ったりするものなんだけど、だんだん点数を上げる技術が磨かれてくると、 ちょっとその辺の本来の目的にはそぐわないものに変貌してしまう*2

 

ここではわかりやすく、英語のテストの話をしたけれども、ぼくは本当は仕事のこととか、生きることの意味の話をしたいのです。

 

不公正な営業をかけて契約件数だけを増やしちゃったかんぽ生命のこととか、老後のお金の数字とか、本来、数字って何かを判断する目安なんだけど、どうもその目安だけが目的になってしまう。あるいは、報告書。何かを調査してその調査をキチンとやる、意味のある調査をすることが第一であって、その内容を必要な関係者に共有するために報告書はあるんだと思う。それが、単に「報告書」を書くことが目的になってしまう。報告書の回覧も「とりあえず全員」とかになっていく。意味のある調査という行為がおざなりにされて、報告書作成や回覧の生産性が上がっていく。

 

流行りの生産性って、モノサシであった「テストの点数」がいつの間にか目的になってしまったのに似ている。

 

とにかくぼくは、テストはもういいです。

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ところでさ、熟女って何歳から? え〜、また数字の話?

 

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*1:知らんけど、例えばですよ、600点というラインは。

*2:「人間のように賢い動物は同じようなことを何度も何ども繰り返すときは多くの場合楽だけど非本質的な解き方を会得する」そうである。新井紀子「AIに負けない子どもを育てる」kindle なので何ページかちょっと分からない。

「日本史」「世界史」は暗記科目なのか?

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あるとき岩田さんがこんなことおっしゃっていた。

高校のとき、日本史とか世界史とか、歴史なんて全く興味が持てなくて、歴史を勉強するなんてのは偶発事実の暗記だし、なんの意味もないと思っていましたよ。

 

ぼくが存じ上げている岩田さんは、組織論とか戦略論が大好きな読書家で、意外なことに大陸で日本が降伏した後、毛沢東や蒋介石と覇を争った山西軍閥の閻錫山を助けていた陸軍参謀の城野宏の著作まで読んでいるとわかってびっくりしたことがある。ぼくの記憶が間違えていなければ、城野宏の本は「全部読みました」とおっしゃっていた*1

そんな岩田さんは高校時代、歴史には全く興味がなかったんだ!

 

先日糸井重里氏がまとめた「岩田語録」を読んだ。

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その続きで、アマゾン・キンドルで出版されているこちらの本も読んだ。

https://www.amazon.co.jp/ゲーム界のトップに立った天才プログラマー-岩田聡の原点-高校同期生26人の証言-岩田聡の記録を残す会-ebook/dp/B01I3589FQ/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=岩田聡&qid=1568060010&s=gateway&sr=8-2

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優秀ではあるが少し傲慢、優しいけれども他人の心や心情を推し量ることは少し苦手な高校時代の岩田さんが、当時の同級生の方々によりありありと描かれている。

ぼくが存じ上げる岩田さんは人間観察が得意な方で、当時40代半ばから50代半ば。ものすごく努力してご自身の性格を形成して来られたんだな、と思う。

 

何しろ歴史に全く興味を持たなかったのに、組織行動とか戦略とか人間学とかを深く研究するようになって、一対一の面談で組織を動かしたんだもの*2

 

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*1:アマゾンで「城野宏」を検索すると分かりますが、た〜くさん本を書いている。しかも「xxの人間学」みたいなのが多いのね。

*2:「ワン・オン・ワン」ではなく「面談」ですから。あ、「車座」もお好きだったな。グループ・ディスカッションではなくて「車座」!