〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

アンダー・コントロール

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39歳から43歳まで外資系企業の日本法人に務めていた。当時の上司は海外の本社から日本に赴任してきていたディーさんでした。ぼくより少し歳は下だったけれども、本社の経理財務畑のエリートだということだった。

大柄でどっしりした人だったな。

 

彼の口癖がこれ。

状況を把握していますか?

Is everything under your controle?

ディーさん曰く「難しかったり、成功の可能性が低かったりするのは(良くはないが)仕事だし相手のいる話だから、そういうこともあるだろう。ただし、良いことでも悪いことでもその状況を把握しておくのが部門長の責任である」と。

ディーさんはぼくがその会社を辞める前に本国に帰任して、本社役員になった。今どうしてんのかな?

 

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最初にディーさんに「状況を把握していますか?」と声をかけられてからもう15年以上経つけれども、ときどき思い出して「ぼくはこの状況を把握してコントロール下においているんだろうか?」と自問する。

気ばかり焦って、バラバラなやることが目の前に「うわっとあるな〜、ど〜しよ〜(汗)」となっているときは、一旦深呼吸。

やることを書き出したり、バラバラな事項をまとめたり、優先順位をつけたり、そうしてコントロール下に収めようとしています。そうすると、大抵は「案外大したことないじゃん」となるのです。

 

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それでも「抜け」は出るし、失敗もする。そんなもんだし、世の中はそんな風にできている。それはそれでしょうがないのねヽ(´▽`)/ 

 

 

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