昭和八年（1933年）、傲慢なる我が派遣軍は東トルキスタンに新日政権を樹立し、西と東から国府蒋政権を挟み撃ちにするという壮大な戦略を打ち立てた。
目をつけたのは東トルキスタンの若き指導者、馬仲英将軍。
彼はまだ20代のさっそうとした若武者である。その元に国運を背負って送られた（贈られた？）のが、財閥令嬢、美貌の白百合。しかし米国留学帰りの跳ね返りのじゃじゃ馬でもあった。そう、時代錯誤にも、日本軍閥は政略結婚を企図したのであった。
河西回廊を共に西進してきた護衛部隊と官僚たちに見送りはここまでと敦煌で別れたあとは、天山南路をはるか西へ、そして西へ*1。令嬢と付き添いの貧乏籤を引いた髭面の上等兵がホータンに入ってみると、ソビエト政府の軍事支援を受けた国府新疆省長盛世才の軍隊に配備された二輌の重戦車により、馬仲英軍は蹴散らされ、その前日に霧散してしまった後だった！
さて、令嬢と上等兵、二人の運命やいかに！*2
その重戦車こそが新鋭KV-1型である！
なんてうそ。時代が合わない。KVが採用されるのはそれから6-7年も後のこと。
とはいえ、そんなイメージで、タクラマカン砂漠、妄想の重戦車 KV-1型であります。
カステンの履帯とこの旧版を20年くらい前に買っておいたので、知ってるんですよ、カーベは新しいのがでてるのは、でもね、さくさくっとこのキットを組み立てて遊んでみました。
今日はここまで。履帯はこれから。
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カステンのキャタピラ取り付けました。本体の作成より時間かかった！
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その後、色々とごちゃごちゃ乗っけて、スミ入れ、艶消しトップコート吹いて、タクラマカンのKV-1 妄想バージョン、一応完成です。
© 朽木鴻次郎
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