〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

プレゼンテーションとは「注目を集めること」


プレゼンテーションは、もちろん伝えたいメッセージを届けることです。

・「私たちの提案は、最も技術的に優れ、価格も妥当です」
・「俺の言う通りにすれば、金が儲かるから、投資しなさい」
・「ここを掘れば、石油が当たります」

ただし、その場で、リアルタイムで、聴衆や参加者に、「話しかけること」でメッセージを届けるのです。

決して、パワーポイントでメッセージを届けるのではなく、<自分>が、話し言葉で、言いたいこと(メッセージ)を届けるものです。

 

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パワーポイントは、しょせん脇役、自分が主役です。

...... さらに言うと......

言葉の重要性は、四割。自分の態度や見た目、声量が六割ですね。

堂々と、自信に満ちて、ゆっくりと大きな声でプレゼンテーションをすれば、それだけでほぼ成功なんです。

ただし!

15分以上のプレゼンテーションでは、聞いている人は飽きてしまう。聞いたことを忘れてしまう。別のことを考え始めてしまう...... (´ρ`)ぽか~ん

・「晩御飯は、おいしいおかずが食べたいな...」 とか。

そこで、新鮮な気持ちになって、ぴりっと注意を引きつけるために

・パワーポイントで、キーワードを示す。
・言葉だけでは伝えにくい概念図をスクリーンに映す。

さらに、<みんなの前で動く> ことも有効です。

会議室のスクリーンの前に立って、歩く、ジェスチャーをする、とにかく動く。 パワーポイントで写したキーワードを指示棒で叩いて強調する。...また、

・ペットボトルの水を飲む。
・上着を脱いで、シャツ姿になる。

こんなことも有効です。要は:

注目を集めてそらさず、メッセージを覚えてもらう。

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プレゼンの内容? ま、それは、それなりに〜

  

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アンダー・コントロール

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39歳から43歳まで外資系企業の日本法人に務めていた。当時の上司は海外の本社から日本に赴任してきていたディーさんでした。ぼくより少し歳は下だったけれども、本社の経理財務畑のエリートだということだった。

大柄でどっしりした人だったな。

 

彼の口癖がこれ。

状況を把握していますか?

Is everything under your controle?

ディーさん曰く「難しかったり、成功の可能性が低かったりするのは(良くはないが)仕事だし相手のいる話だから、そういうこともあるだろう。ただし、良いことでも悪いことでもその状況を把握しておくのが部門長の責任である」と。

ディーさんはぼくがその会社を辞める前に本国に帰任して、本社役員になった。今どうしてんのかな?

 

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最初にディーさんに「状況を把握していますか?」と声をかけられてからもう15年以上経つけれども、ときどき思い出して「ぼくはこの状況を把握してコントロール下においているんだろうか?」と自問する。

気ばかり焦って、バラバラなやることが目の前に「うわっとあるな〜、ど〜しよ〜(汗)」となっているときは、一旦深呼吸。

やることを書き出したり、バラバラな事項をまとめたり、優先順位をつけたり、そうしてコントロール下に収めようとしています。そうすると、大抵は「案外大したことないじゃん」となるのです。

 

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それでも「抜け」は出るし、失敗もする。そんなもんだし、世の中はそんな風にできている。それはそれでしょうがないのねヽ(´▽`)/ 

 

 

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映画「ペンタゴン・ペーパー」観てきました!・ネタバレなし

 

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ぼくは映画や小説、テレビドラマを紹介するときに、「ネタバレをしない」ということを一つのルールにしている。それはぼく自身ができるだけ何も知らない状態で物語にふれたいからだ。純粋に驚き、興奮し、笑い、楽しみたいと思っている。

もちろん別の考え方をする人もいるし、実際に知っている。事前に最後の結末・どんでん返し、伏線、ギャクやサタイヤ、パロディーや映画製作の裏話やメイキングまで事細かに調査した上で劇場に向かい、それを楽しむ人もいる。こればっかりは考え方なので、どちらがいいという話ではない。

 

もう一つ、ぼくがルールとして行わないことは、「映画を政治的に観る」ということだ。例えば「用心棒」や「冒険者たち」を政治的に理解する人たちがいることも知ってはいる。多分、彼/彼女らは、ぼくが「肉弾」や「長い灰色の線」を物語として楽しむことは理解できないと思う。これもどちらの態度が正しいとか良いとかいう問題ではない。

 

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ペンタゴン・ペーパー」原題は「The Post  (ワシントン・ポスト紙)」を観てきました。ポイント割引で1300円で観れたのですね。面白いって聞いていたし。

実際面白いです。史実としてどうなるか知ってはいても、ハラハラドキドキします。もちろんメリル・ストリープの演技はすごいです。脚本やトム・トムハンクス他の脇役もがっちりと映画を支えている。マクナマラ役の人、ブルース・グリーンウッドさん、よかったな。マクナマラのイメージぴたり。

 

ただし、ぼくはこの映画は政治的には観ません。映画として観て映画として楽しく面白いと思います。

 

この記事を書くにあたって、マクナマラのことをウィキでちょっと読みました。ベトナム戦争への関与のことしか知りませんでしたが、その後世銀にも関わって、つい10年くらい前まで生きていたんだね*1。ドイツ敗戦後、B-17の極東転用よりも対日攻撃には新型の B-29の新規配備の方が戦争効率的に優れていると主張したり、日本への無差別爆撃にはカーチス・ルメイに抗議したりと、案外純粋なココロネを持ったエリートだったのかも知れないって思いました。大事な局面で判断を一回でも間違えると一生、いや死後も泥にまみれることになる。人生って怖いね。

 

2018.4.21 追記

「案外純粋なココロネを持ったエリートだったのかも知れない」ってとんでもない勘違いだったかも。

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*1:2009年没・93歳