〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

できてると思ってもね。

先日、ビジネスシーンでの話し方やマナーのロールプレイングセミナーみたいなものに参加してきました。ぼくはサラリーマンを30年以上やってて、しかも総務/事務系だったもんで、実はちょっとそんなロールプレイングセミナーをバカにしてたりしていました。

講師のおいちゃんよりオレの方がよく分かってるぞ、ってオレオレ、オレオレですよ。

 

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そしたら、やっぱりいくつかの気づきのアドバイスを貰ったんです。行って良かったわぁヽ(´▽`)/ 

 

そのアドバイスはというと:

話し方は明瞭だし、声量もありしっかりしているのだが、「答えるタイミングが早い」と。相手が質問を終えると間髪入れず反応しているようです。もしかしたら、相手はもう少し質問を続けたいのかもしれない。質問に「皮接」しすぎた反応はどうかと思う。一拍おく、ひと呼吸入れて答えると、もっと(年相応に)落ち着いた重厚な印象を与えるのではないか、ということ。

 

そうなんです、ぼくはせっかちなんですよ。

 

あと、言われて「ああ、そうだよな」って思ったんですけど、ぼくは何かを説明するときに「目をつぶって」話しているそうです。

言われればそうなんですね。目を開けていると雑念が入ってきちゃうので、いつの間にか発言時に目をつぶるクセがついてしまったみたい。

「ちゃんと考えているぞ、という意味で目をつぶっていてもさほど違和感はないかもしれませんが、できれば相手の目をしっかり見てもいいのじゃないでしょうか?」

 

ですよね〜。

 

そのほかにもいくつか参考になる意見を頂きました。自分で「できている」と思っているところに落とし穴はありますね。謙虚にならないとな。

 

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また別のあるときのこと。飲み会だったのですが、ほぼほぼ初対面のある人に「クチキさんは xxxx というよりも、zzzz の方が向いています」ってキッパリと意見された。

そんときは「オレのこと何も知らねーくせになんだナマイキに!」と内心思いましたが、家に帰って考え直しました。

「 xxxx に向いていない」かどうかは別にして、「 zzzz にも向いている」というアドバイスと解釈してその方向も選択肢に入れてもいいのかな、そう受け止めよう、って考え直しました。

 

謙虚にならないとな。蹲踞して謙虚に。日々これ勉強(べんきょ)です。

 

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また逢えたね(ここにいてくれたんだ...)

 ちくわぶ。 

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京都ではあまり逢えなかったね

 

きみはもうぼくのことを忘れてしまったと思っていた

また逢えたらって、ぼくは想いつづけていたんだ

あたたかく、いてくれるだけでいい

昨晩(きのう)のきみは少しからだを硬くして、今でも初々しい

それでも一夜を過ごすと

柔らかく、もう一度ぼくの身体を燃やしてくれる

この冬は一緒にいてほしい

寒いから

 

tavigayninh.hatenadiary.jp

 

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てんびんの歌・営業はむずかしい

 

最初に転職した先の会社は総合商社でした。近江商人を古くルーツに持つ伝統らしく、研修のときに「鍋蓋の歌」というドラマを見せられた....

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と、長らく思っていたのですが!「なべぶた」ではなくて「てんびん」、「てんびんの歌(詩)」が正しいタイトルだったのですね。

 

お話はというと、記憶に頼ってますがお許しくださいね。

近江商人の息子が商売を始めたいという。

・父親は、「鍋蓋(木でできた何の変哲も無いもの)」を大量に渡してそれを売ってこい、売れたら商売を始めることを許すという。

・鍋蓋を天秤棒に担いで、息子は親戚、友人を頼って回るが誰も買わない。実は、知り合いを頼っての鍋蓋は買わないというのが近江商人の不文律なの。みんな、そのイニシエーションを通過してきている。だから心を鬼にして買わない。

・売れない鍋蓋を天秤棒に担いでさまよう息子。飛び込み営業しても断られてばかり。

ところが...

・あるきっかけで鍋蓋を買ってくれる人がいて、息子は感涙にむせぶ。

・人間的にも成長した息子は、琵琶湖を一周するうちに鍋蓋を売り切って、一人前と認められ商売を許される。

 

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今ググったら企業研修に使われてる教材らしいですね。

 

営業って大変だよな。

製造部門のトップでぼくが尊敬していたN-さんが以前こう言っていた。

「モノを作るのも大変やけど、いちばん難しいのは『売る』ことや。ええのがでけたといくら思っとっても売れへんことが多い。『売る』ちゅうのは、ほんま、大変なんやで、クチキさん」*1

 

売るのも大変なんだけど、お金を回収するのもこれまた大変なんだよな。

おらも頑張るだ。がんばるニャン。

 

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*1:ぼくなりの関西弁ですので、ごめんなさい。