京都市営地下鉄「蹴上」駅で降りると、すぐに蹴上インクライン跡があります。琵琶湖の拠点大津と京都とを結んだ物資輸送の生命線、主には船舶での行き来だったのですが、高低差のあるルートの一部を傾斜鉄道(インクライン)とした。
明治維新で衰退し始めた京都の経済活政策として始まり、インクラインの利用は戦後まで続いたそうです。
インクラインとはいうものの、ここから観るとディクライン、なはははははヽ(´▽`)/
少し北に行くと南禅寺への参道に到着します。
門をくぐって左手に回る。
雄大な山門。境内の景色を三つの「ましかく」に切り取っている。
すごいね、昔の人の美的感覚。今、写真を見直してもすごい。オレの写真じゃなくて、この山門の構造とそこから見える風景です。
...当たり前か...ヽ(´▽`)/
南禅寺は秋に紅く色づくもみじで有名ですが、新緑のもみじも目に鮮やかですよヽ(´▽`)/
山門をくぐって、本堂へ向かいます。秋にはこれが真っ赤っか!
本堂を右手に回ると「水路閣」が現れます。この上に琵琶湖から水を通して、京都に供給していたのですな。二時間サスペンスドラマとかでよく撮影に使われたりする名物スポット。
それだけに人も多いですよヽ(´▽`)/ 善哉、善哉!
内側から見た山門。やっぱり「ましかく」に景色が切り取られているのはすばらしい。
「ましかく」を「ましかく」にトリミングヽ(´▽`)/
六月の南禅寺は初めてだ。素晴らしい。
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「たぐる」ときはそばの三分の一だけつゆにつけるとか、薬味はのせるとか、最初は塩で食えとか、更科はどうで藪蕎麦ならこう、砂場という名前はなーたらとか、いろいろウンチクが語られるお蕎麦・おそばですが...
好きに食べれば良いと思うし、そういうご意見をおっしゃる方も大勢さんいらっしゃる。
ぼくは落語が好きで、柳家小さんはおもしろかったね!長短とか、御慶とかガマンの灸とか、もう、おなかが痛くなるほど笑った。
でね、小さんから蕎麦の食い方を教わったことがある。もちろん直接じゃないですよ。落語にいったら蕎麦の食い方をはなしてたんです。時そばのまくらだったかな? 別のはなしだったか。
お得意のそばをすするしぐさをしたあとで、「本当はちゃんとつゆをつけていただくほうがウマいんです」って、満場のお客さん、大爆笑でした。あはは!
そんときに小さんが教えてくれた粋な蕎麦の食べ方は、今でも忘れられるものではありません。もう40年以上前だ。
こっからが本題。
ざるそば・もりそばを食べていると、どうしても最後にせいろの上に一本、二本、短いお蕎麦が残っちゃう。そのとき...
割り箸を立ててその残った蕎麦をつまむとうまく行く。
割り箸の先は、こう、四角くなってるから、そこをうまく利用して、割り箸を立ててつまむと、うまいこと、すっといけるんですね。
これですよ。
せいろの上に一二本残したまま、ごちそうになりましたっていうのは、姿がわるい。
かと言って、なんどもつまもうとして、おはしでせいろをがりがりかき集めたりでうまくいかないのもみっともない。
最後に残った短い一二本の蕎麦は、割り箸を立てると、すっとつまめるヽ(´▽`)/
<追記>
日本橋で美味しいおそばやさんを二軒ご紹介
・三越前の吉田そば
・室町の利休庵
利久庵|日本橋のごはん|「日本橋ごよみ」のご紹介|まち日本橋
...昭和通りの一本手前、こっちが室町でそっちが本町、山本書店の向かいあたりに「大家(おおや)」さんという普段使いのおそばやさんがあったんですけど、1970年代にお店を閉めちゃった。大家くん、どうしてるかなぁ..
大家さんのカツ丼がこれまた美味しかったのなんのってヽ(´▽`)/
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