おお、朽木一飛曹か。うむ、陸さんが性能試験しちょったんで、ちょギンバイしたんじゃ」
「どうりで、めっさ〜ピカピカですのう!
てなことはない、ファインモールド メッサーシュミットE型、帝国陸軍仕様。
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「空軍大戦略(Battal of Britain )」が1969年に日本で公開されて、小岩で「ドブ館」と呼ばれていた二番館の小岩スカラ座(現在:南小岩コミュニティセンター)に回ってきたのを、8歳年上の兄に多分連れてって貰ってこの映画を観た。翌年の1970年のことかもしれない。ぼくが9-10歳のご幼少のみぎりのことである。
レベルの1/72でプラモデルがあると知り、日本橋の白木屋(東急)のおもちゃ売り場に行ったが、売り切れでした。
親切な若い女性の定員さんが「おねえちゃんが、来週入れといてあげる!」と言ってくれて嬉しかったのですが、多分問屋さんでも品切れだったのだろう、次の週に行ったら「ごめんね...」とお姉さんも悲しそうだった。
どうしてるかな。優しいお姉さんだったなあ。
プラモデルひとつで、昔の記憶があざやかに蘇る金狼。
(追記:ドブ館のならび、ちょっと行ったところのプラモデル屋さんが「タカラ模型」。確か2000年代の初めまであったんだけど、廃業してしまったなあ。)
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そんな思い出があって、メッサーはね、このE型がかっこいいんですよ(個人の感想です)。
プロペラシャフトの奥に機関銃が仕込まれていて、鼻の先から「ダダダダダっ」って敵を攻撃するんだぞ! って誰かから言われたけど、嘘だろう、と思っていたら、レベルの1/32シリーズのメッサー(グズタフのG型だったかな)を作ったとき、ちゃんと再現されていて、へー、と思いました。
それを「モーター・カノン」とか「エンジン・マウンテッド・ガン」とか呼ばれていると知ったのは、ついこの間、還暦を過ぎてからであります。人生は発見の連続だ。
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メッサーシュミット、もちろんドイツの軍用機ですが、どうやら我帝国陸軍も研究用として二機購入して、いろいろと試してみたそうです。本来はちゃんと塗装されているんですが、この前に作った九六艦戦は「汚し」過ぎてしまったので、リベンジであります。
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このファインモールドのメッサー帝国陸軍(機体はタミヤ)に続いて、終末のイゼッタ」版で買っておいたハセガワのキットでつくった日の丸銀ピカメッサーがこちら↓↓↓。
© 朽木鴻次郎
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HPはこちらです。
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