『ねえ、ぼく、こっちの戦車の方が、ギアがしっかりしてるから壊れないし、よく走るよ」
どの戦車を買おうかと迷ってたとき、小岩の模型屋のおじさんに、そう勧められて買った(買ってもらった)のがこのニチモの4号戦車G型。
確かによく走った。ギアは三段に設定できるのだが、もちろん低速を選ぶ。
ニチモからは、1/30とちょっと大きくて飾るための「ディスプレイ・モデル」も出ていた*1。キャタピラが連結式で、金属の棒で一枚一枚繋げていくのだが、途中で根気が続かなくなった。確か小学校の5年生だったと思う。
アメリカのモノグラム社も4号戦車(と4号突撃砲)を出していて、値段は倍ぐらいと高いのだが、買ってもらった。こちらは1/32なので、ややでかい。タミヤのミリタリーミニュチュアシリーズの1/35サイズがグローバルスタンダードになる前のお話です。
シェルツェンに砲弾跡がついているのが妙にリアルだった。
モノグラムのプラモデルにはバニラエッセンスが混ざってるのか、いい匂いがしたよ。
『コージローは、4号戦車が好きなんだよな』
そう言ったのは、近所の割烹のクニヒコだった。一学年上の優等生のカクタくんが「リモコンのキングタイガーが好き」と言ってたので、パンサーでもなくて、あえての4号戦車なのである。
以後、いろいろな4号戦車を作ったなあ。
決定版はこれ。2020年末に新発売になった、タミヤのIV号戦車F型(短砲身)。
ロンメルのアフリカ軍団のイメージ。
4号戦車、好きだなあ、かっこいいもん。
今度はタミヤから長砲身のG型(F2型)が出るらしい。やったぁ!、と、逆上しているのであります。ぼくの戦車模型の原点のG型ヽ(´▽`)/ バンザーイ
追記:2021.5.14 アマゾンで予約が始まりました!
7月末の発売です。
©️ 朽木鴻次郎
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*1:今よく箱絵を見るとマズルブレーキの形状が違うな。