ISOの定期審査の審査員は玉石混交なところもあるが、一応は製造現場の経験があって、一定のレベル以上ではあった。当然のことながら「うん、いい指摘をしてくれるな」という人も多かった。
ところがまあ、トンチンカンなことをいう「コンサルタント」も多いのですよ。
以前、とあるプロジェクトで外部コンサルタントが、ぼくたちの法務部門のヒアリングに来てこう言った
「土地建物取引の移転登記は重要なことですから、司法書士に任せず、法務室の室員、いや、室長自らが登記をするべきです」
ヒアリングに出ていた、ぼく(法務室長)も担当課長も絶句しましたね。
間違いがあってはいけないから、司法書士さんに頼むんでしょう。
そう言ったんですけど、なんだか自己弁護みたいなことをベラベラ喋ってたよな。M-というぼくと同年代の40代半の男性で、聞けばとある有名銀行出身の人だったけどね。
「この分野はわかりません」と言えないのは辛いだろうなとは思いましたが、いい加減なはったりヤローではありました。どうしてるかな、今頃。
洗い出せ、全てを網羅しろ! そう叫ぶ上司も多いものです。
© 朽木鴻次郎
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