〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

底意地の悪い人たち

ぼくが14年住んでいる京都。

京都の冬は「底冷えがする」って聞いていて、寒いのが苦手なぼくはビクビクしていたんだけど...

そんなことはないです。今は少なくなっちゃったけど、昔の京都にたくさんあった和風の町家なんかに住んでたとしたら寒いんだろうな。

 

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ところで「底冷え」と「フツー冷え」ってどう違うのかな。ググったら、「底冷え」とは「身体の芯まで冷え切って、ちょっとやそっとあったかくしても冷えたままでいること」らしい。

以前東京の多摩武蔵野の方にある大学に通っていたのですが、冬は12月まで暖房が入らないし、古い校舎のスチーム暖房だったからいつまでたっても教室は寒いまま、一コマの授業(90分)に出るとどうしようもなく身体が冷えてしまった。あれが「底冷え」だったんだね。上品にいうと「ケツの穴までカチカチに凍りつく」ような寒さのことでしょう。

 

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底冷えに似た言葉に「底意地」がある。意味は心の底にあるココロネのこと。大抵は「底意地が悪い」という形で使われる。「底意地が良い」と使われることはない。

 

一見さっぱりしているようだが、底意地の悪い男がいる。そして一見優しく親切なようで底意地の悪い女がいる。年齢には関係ない。

 

ストレートな「意地悪」をすると悪評が立つ。それはやだ。でも、あいつ/あの子には意地悪をしてやりたい。そこで、まわりには分からないように、遠まわしに、遠まわしに、だけども、意地悪される対象の当人にだけは分かるような被害を与えて・毒を吐きつけて、自分は「知ぃ〜らんぴ!」と言える状況で、醜く屈折した意地悪をする。それを「底意地が悪い」っていうんだろうな。

 

ところがね、意地悪をされた本人が意地悪をされているという自覚が全然なくて「シレッ」っとし続けると、底意地の悪い意地悪をした人は:

キーってなるヽ(´▽`)/ 

 

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ぼくは子供の頃から60手前のいまに到るまで疎いところがあって、それは「バカ」ともいうんだけど、あんまり遠回り・遠まわしなものいいや態度を取られると理解できないときが多い。それで随分失敗もした。後になってから、「あー、そうだったんだ!」分かるんだけどね。

子供の頃は「蛍光灯」って言われたよ。昔の蛍光灯はスイッチ入れても、パチパチって光がまたたいて、2-3秒たってからちゃんと電気がつくんだ。反応が遅いってこと。

 

底意地の悪いイジワルをしたんだけど、ぼくが反応しないし、困ったりくやしがったりもしないんで、キーってなった人も多かったはずだよ。

 

あいつも、あの人もそうだったんだろうな ヽ(´▽`)/ 

 

 

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