万年筆は好きです。
1984年、大学の卒論は万年筆で清書しました。母親が使っていたものをもらったのです。上の二枚の写真がそれヽ(´▽`)/ ワープロを学生が使い始めるのはその数年のちのこと。
就職して、このペリカンを使っていたら......
「おまえ、万年筆なんか使ってんのか? そんなめんどくさいもの...... どうせ、すぐに使わなくなるんだよね!」
Kさんという当時32歳の上司が、ぼくを嘲笑って、そう言いました。
1980年代の半ばの当時は、少なくなったとはいえ、万年筆を使っている人はまだまだいました。なんせ、「そろばん」を使っている経理担当者もいたくらいです。
イノセントで鈍感なぼくは、「そんなものなのかな?」としか思わず、使い続けていました。
今なら、Kさんは単に新入社員をバカにしたかった・傷つけたかっただけだったとわかります。
「自分へのゴホウビ」っていつ頃から使われはじめていたでしょう?
中国の長期出張・マレーシア/ベトナムへの赴任、その任期明けには空港の免税店で記念に万年筆を買いました。赴任中、サイゴンのドンコイ(蜂起)通り・旧ツヅー(自由)通りの古道具屋でどうしても欲しくなって買った一本もあります。20ドルぐらいだったかな?上の写真の一番手前のもの。
万年筆は今でも使ってますよ。どうしてるのかな、Kさん。
まだ生きてんのかなヽ(´▽`)/
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上の写真二枚はペリカンの「シグナム signum」シグナムとはラテン語で「記号・符号」という意味。70年代の終わりから80年代にかけて販売されていたらしいのですが、すごく評判が悪くてこのペンは廃番になったそうです。
シグナムはスリムで、いかにも70年代なデザインで好きヽ(´▽`)/
三枚めの写真、アマゾン・ダンボーと写ってる万年筆は手前から:
・マレーシア帰任時に買った「パーカー・デュオフォールド・センチニアル・青」
これ以上、万年筆は増やさない、予定ですヽ(´▽`)/
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