〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

選択しなかった選択肢

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人生はビデオ・ゲームではないので、選択しなかった選択肢の結果を検証することはできない。

 

あのとき会社に残っていたら?

あのとき別れていなければ?

あのとき、あのとき、あのとき......?

 

東京タラレバ娘」ってドラマ(マンガ?)がありましたね。

「あれしてたら」「ああしてれば」って、くよくよばっかしてる女性の話です。面白かったな。吉高も良かったが、金髪の坂口健太郎さんが良かった。

 

... えとですね、「選択しなかった選択肢のその先はどうなるのかはわからない」と言うおはなしです。

どっちかを選ぶのは一度きり。

 

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最初に転職したのが36歳、1997年の夏のこと。まだまだ転職はそんなにフツーのことではなかった頃です。会社の同期で仲の良かった女性にこう言われた。

あなたは自分で人生を切り拓いていく人間だから...

 

そのときはちょっと嬉しかったけど、いまでは「そうでもなかったかな」とも思う。

 

就職とか、転職とか、結婚とか離婚とか、いろんなことをひっくるめての海外移住とか、人生には大きな選択肢や転機はいくつもある。それは相手がいることだったり、周りの環境も大きく影響してくるので、自分ひとりで全てを決めて結果を出してきたなんて考えたとしたら、それは傲慢でしょうね。

せいぜいが「運が良かったな・わるくはなかったな」程度のことだ。

 

選択しなかった選択肢の結果はわからない。人生は答え合わせをすることができないんだ。検証不能。検証できないということは、今進んでいる・進んでいく方向が間違っているとか正しいとかの判断は、誰にもできないということです。

 

だからさ、「正しかった」と思う方がいいんだと思うよ。

 

あなたの就職も転職も、ぼくの早期退職も、その判断・決断は全て正しいのです。

 

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こしあんだ!

 

とはいえ、ぼくもあとちょっとで還暦だ。

 

60歳も近くなったいま、何十年も前のことを:

「あのときこうしていたら...」とか

「あそこでああしていればな...」とか、

思い出していろいろと想像するのは楽しいものですな ヽ(´▽`)/ ナハハ

 

 

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