〜 ハリセンボンのおびれ ・旅芸人 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

雨がざぁざぁ降る朝は...

f:id:tavigayninh:20171125152608j:plain


中国遼寧省大連に残る南満洲鉄道本社建物。いわゆる「満鉄」の本社屋です。今も政府関係組織に使われている。

以前、昭和初期の大連の写真を見る機会があったんですが、旧市街中心のサークルをめぐる建物は、現在と全く同じ景観だな。

満洲事変後は、新京(現長春)に満鉄の実質的な拠点は移ったらしい。一応本社は大連にとどまったようですが。

この写真、こっちは多分昔の通用門です。正門はこの左側にあったはず。今はちょっと建物が改装されていて、こちらの旧通用門が正門になっています。
 

f:id:tavigayninh:20171125152633j:plain

 
....お化けは怖いけど、スピリッチュアルなものはぼくは信じない。しかし、満鉄の本社屋を前にして「一体何人の日本人、中国人、革命を逃れたロシア人が人生をかけた想いを抱いてここを訪れたのか...」と考えると圧倒される。人間の想いの質量を想像するとそれに圧倒されるのだ。

満鉄は、単なる鉄道会社ではない。娯楽、ホテル、石炭・鉱物、非常に広範囲な事業を手がけた大コンツェルンであり、日本・日本軍の満洲経営の中心的な存在でした。イギリスやオランダの東インド会社みたいなもんですかね。当然の事ながら高級職員は日本のエリートが集まった。...戦後、彼ら満鉄出身者・関係者が戦後の日本に与えた影響は大変大きなものらしい。

+++++

大連の人は、現代でも大きなホテルや施設、レストランやキャバレーやバーの女の子でも日本語を話してくれる。

2011年に反日暴動が各地に勃発したときも大連だけは平穏だった。平穏という言い方がおかしければ、公式な暴動は起きなかったといい直します。

 
 

f:id:tavigayninh:20171125152915j:plain

 
車の中からiPhoneで撮影したから流れちゃったけど、旧大連大和ホテル、現大連賓館が当時の面影を残して、この満鉄本社のすぐ近くに建っていて、ロマンチックな佇まいが今も残っている。
 
大連の冬はね、寒いよ〜〜( ゚д゚)
 
(この記事は以前のブログからの移植・リライトです。写真は2013年のもの。)
 

© 旅芸人・tavigayninh・朽木鴻次郎

姉妹ブログ:カメラと写真・旅芸人〜タバスコとシナモン
ツイッターhttps://twitter.com/tavigayninh
インスタグラム: tavigayninh