ルールとか決まりごとというものは、いかに厳格に定まっているように見えても、その道のプロにかかってしまうと、その基準をちょいちょいと上下左右に動かして、黒を白に、善を悪に、生を死に変えてしまうことはとても簡単なことだ。
写真の編集ソフトのようだね。
厳格に定められたルールでさえそうなのだから、「正義」だとか「善」だとか、「人間らしさ」といったような、とってもソフトで鍵善の葛きりのようにプルプルしたものについて、「どう理解しているんだ?」なんて持ち出されたら困ってしまう。
「おまえにとっての "XXX魂" とはなんだ?」
「xxxの本質をどう考える?」
こういう質問・問いかけをしてくるのは、たいていが後出しじゃんけん野郎だ。女性もいるけどね。
Aだと答えれば、Bだろうと言われ、Bですと答えればCなんだよお前は全然わかっていないのかと殴られるのだ。
それならば「わかりません」と答えると、意識が低い、たるんでる!と、これまた殴られる。
誰かが答えのない質問をしてきたら要注意。特に自分の意見を言わない後出しじゃんけんされたら、そんなクイズには勝ちようがない。
ムラサキ色を見せらて何色だ?と聞かれる。「青い」といえば違うと言われ、「赤い」と答えるとバカかと嗤われる。
ではみたまんま感じたまんま「ムラサキです」と言ったら?
そんな色は「認めない」んだってさ。
認めないってたって、ムラサキ色はあるよ。
プリンスの歌を知らないのかね?
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