〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

東京人が知らない京都弁、シリーズ(か?)

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クチキさんたら、「しらんてはる」て、しらんてはるで、しらんけど ...... ┐(´-`)┌

 

 

なんなんだ! 早口言葉か?

ちがうんですね。これ、京都弁です。
 
逐語訳:朽木さんは、「しらんてはる」という言葉をご存じないよ、どうでもいいけどさ......┐(´-`)┌
 
・ポイント-1
「しらんてはる」 → しらん・て・はる → しらないでいらっしゃる → ご存じない
 
・ポイント-2
「しらんけど」→知らんけど→知らないけどね
 
+++++
 
・考察 「しらんけど」
 
京都だけではないんですが、関西の方の中によくいらっしゃるのが、いろいろ力説して、これはこうだ・あれはどうだ、とご自分の意見をとうとうと述べたあと...
 
最後にポーンと「知らんけど」「知らんけどな」......とうっちゃる。
 
さんざ言っといて、なんなんだこいつ!(#`皿´)
 
となるのは、トーキョーの田舎もんのあささかさ、なんですね。実は単に「知ってる・知らない」とか、そういう意味じゃないらしい。
 
「ま、どうでもいいけど」程度の意味なんですが、さらにもうちょっとその心裡を掘り下げていくと...
 
「私はそう思うけど、謙虚な私としては、それが一般論か、正義なのか、正しいかどうか、そこまでは言い切らないですよ。なぜなら私は自分の意見を押し付けるような、そんなズーズーしい人間ではないから。それに、ここが一番大事ですけど、私の意見に私は責任は取れないし、とるつもりもないよ」
 
ということなんですね。

知らんけどな。
 
...え?
 
 

 

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