〜 ハリセンボンのおびれ 〜

生活と愉しみ そして回想・朽木鴻次郎

ボディパンプ45 *TB (トータルボディ)

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先日、ボディパンプの45分のクラスに参加したときのことです。ボディパンプに限らずですが、スタジオレッスンが始まる前、インストラクターさんがそのプログラムを簡単に説明します。おもり(プレート)の準備などがありますから事前に説明するんです。

 

腕の裏、トライセプスのパートでは、プレートとバーも使います。腕立てとディップスもあります♫

 

あれ? パンプ45だよ。45分のコースです。60分のフルコースに比べて腕のトレーニング、つまり、腕の裏(トライセプス)・腕のまえ(バイセプス)のパートのトータル2曲は、カットされているんじゃないの? イントラさんのカンチガイかな?

 

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実際にプログラムが進んで、背中・背筋のパートが終わりました。すると:

 

男性なら5キロ、女性なら1から2.5キロ、両手で頭の上に持ち上げて下さい! 

 

あれ? フレンチフライ? 腕の裏じゃん? フレンチフライをワン・セット終わったと思ったら....

 

はい、今度はバーを下から持って、アームカール!

 

あれ? アームカール? 腕のおもて(バイセプス)のトレーニングもやるの? 60分のフルコースでは、腕の裏(と来世プス)で一曲、腕のおもて(バイセプス)でもう一曲という構成です。ところが、同じ曲で「腕の裏とおもて」の両方をやっちゃってくれました。

 

そして、その次の曲では、ランジとショルダーが組み合わせになったトレーニングです。

 

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実はぼくが知らなかっただけで、最近、ボディパンプ45の TB(トータル・ボディ)というプログラムができたのです。

 

今までのボディパンプ45と比べてみると....

・ウォーミングアップ

・スクワット

・チェスト

・背筋

・ランジスクワット →  腕の前と裏の組み合わせ

・肩・ショルダー →  ランジスクワットとショルダーの組み合わせ

・腹筋

・クールダウン

 

全部で8曲という曲数は、今までの45分のレッスンと同じで変わらないのですが、上に赤字で示したように鍛える部位が変わっています。「腕の裏おもて」「ランジとショルダー」、一曲に二つの部位を鍛えるという組み合わせで、45分のプログラムも60分のレッスンと同じく全身のトレーニングになりました。

 

今まで45分のレッスンだと、腕のトレーニングがありませんでした。そこがちょっと不満だったんですけど、TB・トータルボディ、いいっすねヽ(´▽`)/ 

 

www.lesmills.com

 

 

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コンドメシ・マタサケ

 
コージロー、今日もまた、コンドメシ・マタサケだったよ。
ぼくがまだ高校生くらいのころ、40年も前のことですが、父親がときどきぼやくともなく言っていました。
 

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「コンドメシ・マタサケ」って、「こんど飯でもいこうよ」「また酒でも飲もうよ」を合わせた言葉。親父の造語なのか、だれかが言った言葉なのかは不明です。

 

要するに、「話は終わり、さようなら」という意味です。

 

親父がそう言われた文脈や状況はわからないんだけど、金とか仕事のからみでの深刻な話ではなかった気がする。何かの会談をおひらきにする陳腐な常套句・クリシェが使われた会合などを冷笑していたのではないかな、と思います。

 

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その後、当時ちょっと流行った「ユーモアスケッチ*1」の何かに「ニューヨーク流のさようならは『こんど一緒に飲もうよ』なのである」という一節があった。

 

「また飲もうや」「うん、今度メシを食いにいこうよ」、これは別れのあいさつ。

それを真に受けて、「いいね、いつにしようか? 和食のうまい店があるんだ!」などと返すと、戸惑われることが多い。

 

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ぼくは疎いところがあって、さすがに「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言われればその意味は分かる(言われたことはない)。でも、「ねえ、時間、まだ大丈夫?」が「もう帰りたい」であるとか、お茶が差し替えられたら、そろそろ時間なのだとか、そういうジョーシキを覚えるのには時間がかかった方だと思う。

 

そういえば「クチキさんは個性的ですなぁ!」というのもずっとほめられていたと思っていた。おめでたいねヽ(´▽`)/   だけど、ぼくが全然気がつかないもんだから、そんなイヤミを言った連中はもっともっとイライラしたんだろうな、あはは!

 

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コンドメシ・マタサケの言わんとする意味は分かるんだけど、「今度また、一緒に飲みましょう」って別れ際に言われたら、ぼくはそれを本気にする。いろんな言葉のいろんな隠された意味はなんだろう?ってあれこれ考えると疲れてしまうもの。

 

だからね、今度またメシでも食いに行きましょう!....いつがいいのかな?ヽ(´▽`)/ 

 

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*1:戦前、アメリカで流行ったユーモア短編小説やエッセイの総称、翻訳家の朝倉久志氏が1980年代に翻訳し早川書房で出版しました。

気ちがいピエロ・ハヤカワミステリ

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気ちがいピエロ。久しぶりに読み返しました。フランスのギャング/警察小説。おなじ邦題*1アバンギャルドな映画もありますが、原作ではありません。
 
・この小説フランスでの初版、1959年
・ゴタールの映画、1965年。
・邦訳ハヤカワミステリ、 1970年。

実在したフランスのギャングスター、あだ名が「Fou(クレージー)・ピエロ」、本名ピエール・ルートレルが登場することだけが共通点です。
 
陽気でカッコよく、<はで好き>でいながら、何をやらかすか分からない危険な男...... それがゆえに「気ちがい」とよばれたピエール・ルートレル。フランスでは有名なギャングで、様々な小説や、はては漫画にもなったそうです。アラン・ドロンも演じています。

アバンギャルドでハードボイドドで当時はありがた〜く正座して拝見したゴタールのわけわからん映画の方の原作は、米作家の Lionel White の「Obsesion」だそうですよ、ウィキペディア先生が英語でそっと教えてくれました。

へー、そうだったんだ!
 
ピエール・ルートレルという実在のギャングスターがいて、彼をモデルに、この小説や、ゴタールの映画などが生まれたんですね。実はぼくも、このジョバンニの小説が原作で、ゴタール先生は原作に関係なく、ご自身の素晴らしい感覚で映画を撮ったのであると思い込んでいましたね。
いや、日々是勉強です。
 
 

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*1:小説は「気ちがい」映画邦題は「気狂い」とちょっと違うヽ(´▽`)/